常識外れに見えるような傾斜の道を前にしたとき、ある種のライダーはそれに身体を預けてしまう。イギリスのヒルクライムスペシャリストであるハリー・マクファーレンは、まさにそれを習慣としてきた。そして、彼の最新の挑戦は、これまでで最もとんでもないものの一つかもしれない。
先日サンフランシスコを訪れたハリーは、市内で最も急勾配の坂道として広く知られているブラッドフォード・ストリートに目をつけた。平均勾配が驚異的な41%と報告されているこの坂は、落ち着いて登るような坂ではなく、生き残るための坂だ。短く、激しく、そして一切容赦がない。
ハリーはただ登っただけでなく、スタンディングKOMに並び、2020年からマイク・スキャンロンが樹立した記録と肩を並べた。それから4年経った今も、誰も彼より速く登った者はいない。
数字が物語の一部を語っている。ピークパワーは1,253ワット。わずか14秒間で平均1,058ワット。しかし、数字だけでは、自転車をまっすぐに保ちながら、ましてや限界まで追い込もうとしているときに、41%の勾配がどんな感覚なのかを完全に捉えることはできない。
彼の登坂後の感想は、シンプルで正直なものだった。「41%はとんでもないな。」
この挑戦で、ハリーは前世代のホイールセットである45/50sに乗っていた。それ以来、私たちは同じプラットフォームをさらに進化させてきた。私たちの52/58 Superlightホイールは、ハリーがこの猛獣のような坂を攻略するために使ったものの後継モデルだ。

